平宗盛をNHK大河ドラマの主人公に!~平宗盛大河プロジェクト~

平家物語では散々な扱いを受けている、清盛の三男坊、平宗盛にスポットを当てたブログ。いつの日か、大河ドラマ化されるといいね。

初心者向け平家物語関連書籍を考える

小学生時代、遊戯王のカードゲームが流行ってた。ゲームで遊ぶためには、カード5枚入りのパックを買って「デッキ」を作るんだけど、入ってるカードがランダムなので、ダブったり、使えないカード(宗盛みたい)が入ってて、なかなか思う様に行かない。

遊戯王 アニバーサリーパック 帯止め 10パック入り

遊戯王 アニバーサリーパック 帯止め 10パック入り

 

そういう初心者のためにあるのが、スターターキット。1,000円くらいで確か一揃い「デッキ」を作ってゲームに参加できるセットで、初心者の強い味方だった(買ってもらえなかったけど)。

遊戯王アーク・ファイブ?OCG?STARTER DECK?2016

遊戯王アーク・ファイブ?OCG?STARTER DECK?2016

 

平家物語にも、こんなスターターキットがあっていいと思う。

金額的な話だけすれば、Kindleで吉川英治の「新・平家物語」が99円で売られているんだけど、やっぱ長い。

新・平家物語 全16巻合本版

新・平家物語 全16巻合本版

 

簡単にすぐ読める、っていう意味では、横山光輝の「まんが平家物語」とかが、気軽にすぐ読めて良い。私も、平家物語の主なエピソード確認のために購入しましたが、つごう2時間くらいで読めました。

平家語物 (上)―マンガ日本の古典 (10) 中公文庫

平家語物 (上)―マンガ日本の古典 (10) 中公文庫

 

これで物語の大筋を捉えたら、小説に入っていくのが、良いかもしれません。

ちなみに平家物語の小説の最高傑作、吉川英治の「新・平家物語」は、50年以上も前の作品であり、また史実と違う点が結構あるので、もっと後の時代に書かれた小説もお勧めです。

たとえば宮尾登美子さんの宮尾本平家物語とか。

宮尾本平家物語全4巻セット

宮尾本平家物語全4巻セット

 

この小説は2005年の大河、「義経」(タッキー主演)の原作にもなってます。

ただ、宮尾本の特徴として、すごく女性をフィーチャーしてるので、清盛や、重盛、知盛、重衡の活躍(宗盛は?)をみたい!という人には、「なんちゃら門院とか誰やねん」みたいな感じになるかと。

逆に、男っぽい平家物語、という意味では、池宮彰一郎の「平家」なんかいいかもしれません。

平家 (1) (角川文庫)

平家 (1) (角川文庫)

 

ここでの清盛は、新たな政治へ向けて突き進む改革者として書かれており、一門の中では重盛すら、旧体制側の抵抗勢力扱いになっています。まあ、確かに正面切って院と対立できたのは、清盛だけでしたからね。

池宮の平家は、引っ越しのどさくさで紛失してしまったので、久しく読んでません。宮尾本に比べて読みやすかった印象があるので、また買ってみようかなぁ・・・。