平宗盛をNHK大河ドラマの主人公に!~平宗盛大河プロジェクト~

平家物語では散々な扱いを受けている、清盛の三男坊、平宗盛にスポットを当てたブログ。いつの日か、大河ドラマ化されるといいね。

大河ドラマの主人公にふさわしい源平時代の人物を挙げてみる

面白いブログを発見!

dabunmaker.hatenablog.com

戦国に限らず、幕末にも、面白い人物はいるのですね~。

個人的には、五代様と伊藤博文公&井上馨候が見てみたいです。特に伊藤&井上は、松下村塾をちゃんと描く意味で、やった方がよいと思いますね。え?花燃ゆ何それ美味しいの?

多分戦国時代はこの方がいつかやられると思うので、源平時代の面白そうな人を上げてみたいと思います。(あれ?これパクってね?)

過去作品をピックアップ

まずはこれまで源平時代が取り上げられた大河ドラマ+水曜大型時代劇(1984~86年、準大河扱い)をピックアップ。()内は主役となった人物。

1966年 源義経(源義経)
1972年 新平家物語(平清盛)
1979年 草燃える(北条政子、源頼朝)
(1986年 武蔵坊弁慶(弁慶) ※水曜大型時代劇)
1993-94年 炎立つ(奥州藤原氏)
2005年 義経(源義経)
2012年 平清盛(平清盛)

こう見ると、6~7年周期で取り上げられてるといってよい。次に源平が取り上げられるのは、2019年ごろとみてよさそうでしょう。

原作は特になくてもよい?

大河ドラマといえば、まず「原作」。そう思っていた時代が、私にもありました。

しかし、2012年の平清盛以降、17年のおんな城主直虎までの6年連続で、原作なしの大河が続いており、もう「大河ドラマ=原作」という考え自体、過去のものになったかも知れません。

そうなると、原作の有無にはもうこだわらないのが、良いかもしれません。

じゃあ誰がいいか?

とりあえず、自分が好きか嫌いかはおいといて、一年間の大河ドラマが作れそうな人を挙げていきます。

後白河法皇

出ました!日本一の大天狗!

生きた時代としては、保元・平治の乱から、平氏の台頭を経て、源平争乱、頼朝との冷戦期と、波乱万丈の人生、全く申し分がありません。何なら、頼朝が立ち上がるきっかけの以仁王の乱ぐらいからスタートしても全然一年もつでしょう。
しかし天皇を主役にした大河ドラマは、色々なところからの批判が怖い…。

後白河院 (新潮文庫)

後白河院 (新潮文庫)

 

九条兼実

摂関家である九条家のプリンス兼実。この人が歴史の表舞台に立つのは、清盛が晩年、後白河院を幽閉した「治承三年の政変」以降なので、その後の源平争乱~鎌倉幕府成立以降までのドロドロをしっかり描けます。

確かに、平家都落ちを都の側から描けば、事の大きさがわかりやすいかもしれませんし、その後の平家との神器返還交渉も、都の側から見てみたいとは思います。

また、この人の場合、「玉葉」という「キング・オブ・日記」を残してくれているので、これがそのまま原作です。

僕なら自分の日記がドラマ化されたら恥ずかしくて死にますけどね。

欠点は、彼の人生に視聴者が全く感情移入できないこと。清盛とか頼朝なら「武士の世を作る!」という理想がありますが、彼の場合は「とにかく前例通り!」ですからね。

『玉葉』を読む―九条兼実とその時代

『玉葉』を読む―九条兼実とその時代

 

木曽義仲・巴御前

源氏の血筋をひくものとして、実は頼朝よりも先に立ちあがった木曽(源)義仲と、その妾巴御前。この二人、実はもう結構推されているのです。

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ただ、悲しいかな、義仲の人生はほとんどが山の中。やっと山から出たと思ったら、朝廷に振り回された挙げ句、あっという間に滅亡なので、あまりにも悲惨です。

しかも死んだ時期が中途半端(源平争乱に決着がついてない時期)なので、もしここで「完」とすれば視聴者のフラストレーションがたまるのは必定。

ただ、巴御前は義仲死後も生き残ったらしいので、義仲死後も、一応物語を進めること自体はできます。また舞台は田舎に戻っちゃいますが。

コミック版 日本の歴史 源平武将伝 木曾義仲

コミック版 日本の歴史 源平武将伝 木曾義仲

 

藤原(平)景清

平家の家人で、父の忠清と共に活躍しました。彼の名は浄瑠璃や歌舞伎にて「出世景清」という作品に残っていて、1986年にはナムコから「源平討魔伝」としてゲーム化もされているようです。

難点は、資料がなく、活躍の様子を、創作の中に求めるほかないことでしょうか。ただ、実在しないという説があった山本勘助も、2007年大河になってるので、問題ないでしょう。

まとめ

個人的な実現可能性としては、

後白河院 △ 天皇を主人公にするのは問題あり?

九条兼実 △ 主人公のキャラクタが共感を得られない可能性。

義仲・巴 ○ 地元のバックアップ◎。義仲死後は、巴単独でどこまでしのげるか。

藤原景清 ○ 創作多し。活躍ぶりを一年通して描けるか?

ということで、源氏方からは義仲・巴、平家方からは景清が可能性高いでしょうね。

ただ、やっぱり一番の推しは当ブログのタイトルにもある通り、平宗盛です。

宗盛のセールスポイントは、今後ちょいちょい書く予定です。