2018年大河ドラマを予想してみた
一応、このブログは平宗盛を大河に主役にすべくがんばるブログなんだけど、当面無理そうな感じなので、そろそろ発表されるであろう2018年の大河ドラマの予想をしてみたい。
2018年は、男性主役の戦国「以外」が取り上げられる?
以前の記事でも言及したとおり、2010年以降は奇数年が女性主役、偶数年が男性主役の大河が作られている。
munemori-taiga-project.hatenadiary.jp
その法則でいくと、2018年は「男性主役」ということになる。
そして舞台となる時代だが、2016年、17年は戦国時代がとりあげられているので、さすがに3年連続は?ということで、2018年は幕末が取り上げられると予想する。
また、大河ドラマの主役・舞台選びというのは、ドラマ特需に肖りたい地方の意向も反映されるので、近年の大河ドラマで設置された「ドラマ館」の設置状況を見てみる。
「大河ドラマ館」の設置状況(2011年以降)
2011年 江 →なし
2012年 平清盛 →広島県
2013年 八重の桜 →福島県
2014年 黒田官兵衛 →兵庫県、滋賀県
2015年 花燃ゆ →群馬県、山口県
2016年 真田丸 →長野県
2017年 おんな城主直虎→静岡県
→北海道・東北1、関東1、中部2、近畿2、中国2、四国0、九州0
こうしてみると、ここ数年は四国、九州があまり取り上げられていない(少しさかのぼれば08年の篤姫で鹿児島県が、10年の龍馬伝では高知県と長崎県が取り上げられているが…)
総合すると、2018年の大河ドラマは、幕末の四国または九州で活躍した、男性が主役になる可能性が高いと思われる。
というわけで、幕末に活躍した四国・九州にゆかりのある男性をリストアップしてみた。
高知県:(坂本龍馬)、中岡慎太郎、岩崎弥太郎、板垣退助、後藤象二郎、谷干城
佐賀県:大隈重信、江藤新平、前原一誠
熊本県:宮部鼎蔵、横井小南
鹿児島県:西郷隆盛、大久保利通、大山巌、西郷従道
坂本龍馬は「龍馬伝」があるから除くとして、結構候補者が多い。
当ブログ的2018年大河ドラマ主役ダービーの予想は!?
もちろんこの中で人気、知名度共に圧倒的なのは「西郷隆盛」だ。
しかし、私は断言する。西郷はあり得ない!
理由は一つ。熊本を攻撃するシーンを描かざるを得ないから。西郷は西南戦争時、明治政府との戦いで、熊本城を落城寸前まで追い込んでいるのだ。もし大河の主役が熊本城に向かって大砲などぶっ放した日には、NHKに抗議の電話が殺到するだろう。
2018年大河ドラマは「谷干城」、これしかないっ!
だから、視点を逆にする。西郷から、熊本城を守った側を描くのだ。
この時、熊本城に入って西郷から熊本を守りぬいたのは、「谷干城」という男だ。
谷干城。私も今調べるまでは、名前しか知らなかった男だが、土佐(高知)出身で、薩長土肥とも、板垣ら自由民権派とも異なる立場から、保守主義を貫いた男である。
だからドラマの前半は高知県が舞台だが、中盤で熊本に舞台を変えて、熊本城攻防戦(52日間だったらしい)を数か月かけてちょっとずつ描く。
なお国際問題になりかねないので、台湾出兵のくだりはサラッと流す。
普遍的なテーマ「条約改正」と「戦争反対」
大河の主役に選ばれるために必要な最後のポイントは、「現代にもつながる普遍的な問題について学ぶところがあるか?」だが、その点でも谷干城は意外とポイント高い。
彼は後半生で政治家に転じ、条約改正と日露戦争反対を主張した。
条約改正というのは、江戸末期に結んだ海外との不平等条約を対等なものに改める動きのことで、現在の憲法改正論議と重なるように思える。
また、戦争反対は大河で一貫してとなえられてきたテーマであり、これも普遍性が高い。
2018年大河ドラマ「谷干城」あると思います。