日記を続けるコツは、書くネタがなくても書くこと
平安時代の貴族は、良く日記を書いた。
九条兼実の日記「玉葉」などは、四十年弱に渡って続き、当時の政治、権力の流れが全て分かる、非常に貴重な資料になっているというし、かれの叔父、藤原頼長の「台記」は、彼が好んだ男色についての記録が詳細に残っているという。
彼らの人生は波乱にとんだものだった。
九条兼実は平家~源氏へと権力の座が入れ替わるまさに過渡期だし、頼長も、自身が権力を手中にしてから、転落するまでが非常に早かった。まさにジェットコースター。
しかし、そんな人間達でも、人生の大半は、「何でもない日」が占める。淡々と事務処理をこなす日、誰とも会わなかった日、そんな日が結構あったんではないか。
……はい。最近ブログネタがなく、小説の執筆もなかなか思うに任せないので、とりあえず書くだけ書きました。
ちなみに筆者は実家暮らしを止め、春から一人暮らし、独立しようと思います。
重盛だって、若いうちから小松谷に邸を構えていたもんね(無理やり平家に繋げる)。
宗盛は……あれ?どこに住んでいたんだろう?
どこの邸にどんな風に暮らしていたか、っていう日常が、実は私は一番知りたい。○○事件の黒幕とか、××の乱の真相なんてものは、多分その日常さえ詳しく理解していれば、自ずとあぶりだされるものだから。